ワクチンの追加接種

最終更新日 2022年7月22日

Centers for Disease Control and Prevention(CDC, 米国疾病管理予防センター)とWestern States Scientific Safety Review Workgroup(ウェスタンステイツ科学安全審査ワークグループ)がブースター接種の推奨事項を以下の通り更新しました

  • 5~11歳の子供は、ワクチンの初回接種を終えてから5ヵ月後に、ブースター接種を行なってください。免疫不全の子供は、初回接種の後、少なくとも3ヵ月が経過してからブースター接種を受けてください。
  • 12歳以上の方は、PfizerまたはModernaの初回接種を終えてから5ヵ月、またはJohnson & Johnson(J&J)の1回接種のワクチンを接種した場合は、2ヵ月が経過してからブースター接種を受けてください。
  • 50歳以上の方は、1回目のブースター接種から4ヵ月が経過してから、2回目のブースター接種を受けてください。
  • 12歳以上の中程度または重度の免疫不全の方は、最初のブースター接種の後、4ヵ月が経過してから2回目のブースター接種を受けてください。
  • J&Jワクチンの1回接種とブースター接種を4ヵ月以上前に受けた18歳以上の方は、2回目のmRNA COVID-19ワクチンのブースター接種を受けることができます。
接種済みワクチンの種類 ブースター接種の対象者 ブースター接種の時期 どのブースター接種を受けるか 2回目のブースター接種の対象者は誰ですか?
Pfizer-BioNTech 5歳以上の方全員 ワクチンを2回接種してから最低5ヶ月が経過している

PfizerまたはModernaを推奨※

17歳以下はPfizerのワクチンのみ接種できます

50歳以上の人と特定の免疫不全の人が、前回のブースター接種から4ヶ月以上経過した場合、mRNA COVID-19ワクチンの追加のブースター接種を受けることが可能になりました。
Moderna 18歳以上の方 ワクチンを2回接種してから最低5ヶ月が経過している PfizerまたはModernaを推奨※ 50歳以上の人と特定の免疫不全の人が、前回のブースター接種から4ヶ月以上経過した場合、mRNA COVID-19ワクチンの追加のブースター接種を受けることが可能になりました。
Johnson & Johnson 18歳以上の方 ワクチンを1回接種してから最低2ヶ月が経過している PfizerまたはModernaを推奨※

50歳以上の人と特定の免疫不全の人が、前回のブースター接種から4ヶ月以上経過した場合、mRNA COVID-19ワクチンの追加のブースター接種を受けることが可能になりました。

Johnson & JohnsonのJanssen COVID-19ワクチンの1回目の接種とブースター接種を4ヶ月以上前に受けた成人は、現在、COVID-19 mRNAワクチンを使用した2回目のブースター接種を受けることができます

※mRNAワクチンの接種を推奨しますが、別のワクチンを接種できない、または接種したくない場合は、引き続きJohnson & JohnsonのCOVID-19ワクチンが接種できます。

免疫不全の方の接種

中程度または重度の免疫不全状態の方は、ガイドラインが異なります。

もし、あなたが...

私は追加の接種をした方がいいですか?

ブースター接種を受けられますか?

合計接種回数

Pfizer:5歳以上の方は、21日間隔を開けて2回接種

はい。5歳以上で中程度または重度の免疫不全状態である場合、2回目の接種の後、28日が経過してから追加接種を受ける必要があります。

はい。5~11歳の方は、最後に接種してから3ヵ月が経過してからPfizerのmRNAブースター接種を受け、最新の状態にすることを推奨しています。

5~11歳の方には、2回目のmRNAブースター接種は推奨していません。

4

はい。12歳以上の方は、最後に接種してから3ヵ月が経過してから、mRNAブースター接種を行ない、最新の状態にすることを推奨しています。

12歳以上の方は、1回目のブースター接種の後、4ヶ月が経過してから2回目のmRNAブースター接種を受けてください。

17歳以下の方は、Pfizerのワクチンのみ接種できます。

5

Pfizer:生後6ヶ月から4歳までの子供には、3回接種を行います。最初の2回の接種は21日間の期間を空けて行い、3回目の接種は2回目を接種してから8週間後になります。 いいえ、中程度または重度の免疫不全のある生後6ヶ月から4歳までのお子さんは、今の時点では、接種初回分の追加の接種を受けないでください。 いいえ、mRNAのブースター接種は、今の時点で生後6ヶ月から4歳までの子供には推奨されていません。 3

Moderna:6ヶ以上の方は、28日間隔を開けて2回接種

はい。6ヶ以上で中程度または重度の免疫不全状態である場合、2回目の接種の後、28日が経過してから追加接種を受ける必要があります。

いいえ、mRNAのブースター接種は、今の時点でModernaを接種初回分として受け終わった生後6ヶ月から17歳までの子供には認可されていません。 3

はい。最後に接種してから3ヵ月が経過してから、mRNAブースター接種を受け、最新の状態にすることを推奨しています。

18歳以上の方は、1回目のブースター接種の後、4ヶ月が経過してから、2回目のmRNAブースター接種を受けてください。

5

Johnson & Johnson:1回接種は18歳以上から認可

はい。18歳以上で中程度または重度の免疫不全状態である場合、J&Jの1回接種から28日が経過してから、mRNAワクチンの追加接種を受ける必要があります。

はい。18歳以上の方は、最後に接種してから少なくとも2ヵ月が経過してから、mRNAブースター接種を受け、最新の状態にすることを推奨しています。

J&Jの1回接種とブースター接種を受けた方は、1回接種から4ヵ月が経過してからmRNAワクチンの2回目接種を受ける必要があります。

4

Novavax: 18 歳以上の方は、21日間隔を開けて2回接種 いいえ、中程度または重度の免疫不全のある方は、今の時点では、接種初回分の追加の接種を受けないでください。 いいえ、ブースター接種は、今の時点でNovavaxを接種初回分として受け終わった方には認可されていません。 2

よくある質問

ブースター接種では、前の接種と同じブランドのCOVID-19ワクチンを受けないといけないのですか?

ブースター接種の際は、初回分で接種したワクチンとは異なるワクチンを打つことができます。CDCは、(Moderna、Johnson & Johnson、混合ブースター接種に関する)最新のデータを慎重に確認し、しっかりとした協議を行った結果に基づいてこの決定を行っています。

17歳以下はブースター接種でPfizerのワクチンのみ接種できます。NovavaxのCOVID-19ワクチンは、現時点においてブースター接種の用途では認可されていません。

追加接種が特定のグループに推奨されているのはなぜですか?

COVID-19に対するリスクが高い人々がブースター接種を受けることで、引き続き重症化を防ぐことが期待できます。ブースター接種はこれまで、COVID-19が重症化するリスクが高い人にのみ推奨されていましたが、推奨の範囲が拡大し、COVID-19の症状に対する保護を高めるとしてブースター接種が5歳以上の方全員に推奨されています。

より感染力の強い変異種が増して、全米でCOVID-19の患者数が増えていることから、これは非常に重要になってきています。

米国で認可・承認されたCOVID-19ワクチンは、COVID-19による重症化・入院・死亡などのリスク削減に非常に有効で、変異株にも効果が期待できます。ただ、現在のワクチンは時間が経過するにつれ保護効果が弱まります。ブースター接種はCOVID-19に対するワクチン保護効果を高め、免疫を持続させることができます。

まだ、1回目・2回目(接種初回分)の接種を実施していますか?

はい。対象となる全ての方に初回分のワクチン接種(Johnson & Johnsonは1回接種、PfizerまたはModernaは2回接種)を受けていただくことを今でも最優先しています。ワクチン接種済みの成人に比べ、ワクチン未接種の成人の入院率は10~22倍高くなっています。ワクチン接種者は、ワクチン未接種者と比べて、COVID-19で重症化するリスクが断然低く(あるいはまったく症状が出なく)なります。ワクチン接種により、発症したり、長い期間続く症状が起こるのを防ぐことができます。そのような症状はCOVID-19で病状が出た人のうち、最大50%の人が報告しています。

追加接種が必要ということは、ワクチンがうまく作用していないということですか?

いいえ。現在米国で使用しているCOVID-19ワクチンは重症化・入院・死亡を防ぎ、変異株へも効果が認められています。ただし、公衆衛生の専門家は、特にハイリスク群におけるCOVID-19の軽度~中程度の症状に対しての予防効果は低いとみています。

ブースター接種を受けなかったとしても、接種が完了したとみなされますか?
  • COVID-19ワクチン接種初回分で推奨される接種を全部受けて2週間たった方はワクチン接種を完了した状態です。
  • COVID-19ワクチン接種初回分で推奨される接種を全て受け、さらに該当する場合にブースター接種を全て受けた方はワクチン接種が最新の状態です。
追加接種の対象者であることをどのように証明すればよいですか?

追加接種の対象者である旨を自己申告していただけます。医療従事者からの推薦状を提示する必要はありません。

あなたがPfizerのワクチンを2回接種済みであることをワクチン提供者が確認できるよう、追加接種のアポイントメントにはご自身のワクチンカードをお持ちください。カードをお持ちでない場合は、ワクチン提供者があなたの記録を調べることも可能です。

ワクチンのブースター接種は追加接種とどう違うのでしょうか?
  • 追加接種とは、2回接種型のmRNAワクチン(PfizerまたはModerna)の接種を終えたけれど、十分しっかりとした免疫が得られなかった人に対し行う接種のことです。
  • ブースター接種とは、初回分のワクチン接種後に得た免疫が、時間が経って薄れてきた人に対し行う接種のことです。

以下のグループに属する人が、現在COVID-19ワクチンのブースター接種を受けるよう推奨されています。

  対象者 接種の時期
追加接種

免疫障害があり、mRNAのCOVID-19ワクチンを2回分接種している人は、接種初回分の追加の接種を受けて下さい。

mRNAのCOVID-19ワクチン接種2回目またはJohnson & Johnsonワクチン接種1回目から、少なくとも28日が経過している必要があります。J&Jを接種した後の追加接種は、mRNAワクチンでなくてはなりません。
ブースター接種 18歳以上で、Johnson & JohnsonのCOVID-19ワクチンを1回接種している人

1回目の接種が終わってから少なくとも2ヶ月経過した後

中程度から重度の免疫不全の患者の場合、追加接種(2回目)から少なくとも2ヵ月の間隔を空けます。

5歳以上で、Pfizer-BioNTechのCOVID-19ワクチンを1回接種している人

mRNAワクチンの2回目を接種してから最低5ヶ月が経過している。

中程度から重度の免疫不全の患者の場合、追加接種(3回目)から少なくとも3ヵ月の間隔を空けます。

18歳以上で、ModernaのCOVID-19ワクチンを1回接種している人

mRNAワクチンの2回目を接種してから最低5ヶ月が経過している。

中程度から重度の免疫不全の患者の場合、追加接種(3回目)から少なくとも3ヵ月の間隔を空けます。

50歳以上の人と特定の免疫不全の人が、前回のブースター接種から4ヶ月以上経過した場合、mRNA COVID-19ワクチンの追加のブースター接種を受けることが可能になりました。Food and Drug Administration(FDA、米国食品医薬品局)の規制措置(英語のみ)を受けて、Western States Scientific Safety Review Workgroup(ウエスタンステイツ科学安全審査ワークグループ)は、追加ブースター接種に関するCenters for Disease Control and Prevention(疾病管理予防センター)の最新の推奨事項(英語のみ)に沿うように提言しました。

免疫障害があるとはどういう意味ですか?

免疫障害があり、mRNAのCOVID-19ワクチンを2回分接種している人は、接種初回分の追加の接種を受けて下さい。

以下のいずれかの症状がある場合、中程度から重度の免疫障害があるとみなされ、COVID-19ワクチンの追加接種を受けることでメリットを得られる場合があります。このグループには以下の方が含まれます。

  • 腫瘍または血液の癌に対して積極的な癌治療を受けている方。
  • 臓器移植を受け、免疫系の機能を抑制する薬を服用している方。
  • 2年以内に幹細胞移植を受けた方、あるいは免疫系の機能を抑制する薬を服用している方。
  • 中程度または重度の原発性免疫不全症(DiGeorge症候群、Wiskott-Aldrich症候群など)を患っている方。
  • HIV感染症が進行した方、またはHIV感染症未治療の方。
  • 免疫反応を抑制する可能性のある高用量のコルチコステロイド投与による積極的治療を受けている方、あるいは同様の他の薬を服用している方。

現在接種が進んでいるワクチンは、ほとんどのウイルス変異株に対して90%の予防効果がありますが、研究により、中程度から重度の免疫障害を持つ方は必ずしも強固な免疫を得られていないことがわかっています。2回の接種で十分な免疫を得られなかった方に対する3回目の接種はブースター接種ではなく、追加接種とみなされます。

基礎疾患があるとはどういう状態ですか?

年齢を問わず、以下に挙げる状態の人(英語のみ)は、COVID-19が重症化する可能性がさらに高いです。COVID-19の重症化とは、感染者が以下の状態になるかもしれないということです。

  • 病院に入院する
  • 集中治療を受ける
  • 呼吸ができるよう、人工呼吸器が必要となる
  • 死亡する

COVID-19ワクチンの接種(初回分接種とブースター接種)やその他COVID-19感染予防策を行うことは、もしあなたが高齢で、あるいはこのリストに含まれるような複数の症状、または深刻な症状がある場合は重要なことです。このリストには、COVID-19重症化のリスクが高くなる可能性がある全ての症状が含まれているわけではありません。ここに含まれない症状がある場合には、どのように症状を管理し、COVID-19から身を守るのが最も望ましいかを医療機関に相談してください。

  • 慢性の腎臓疾患
  • 慢性の肝臓疾患
  • 慢性の肺疾患
  • 認知症、またはその他神経症状
  • 糖尿病(1型、2型)
  • ダウン症
  • 心臓疾患
  • HIV感染症
  • 免疫障害のある状態(免疫システムが低下)
  • メンタルヘルス症状
  • 過体重、肥満
  • 妊婦
  • 鎌状赤血球病、またはサラセミア
  • 現在、または過去の喫煙者
  • 臓器移植、または血液幹細胞の移植
  • 脳卒中、または脳への血流に影響がある脳血管疾患
  • 物質使用障害
  • 結核
中程度から重度の免疫不全で、最初のCOVID-19ワクチン接種がmRNAワクチンだった場合、Pfizer-BioNTechまたはModerna(mRNA)のワクチン接種は何回必要ですか?
  • Pfizer-BioNTechのCOVID-19ワクチンの場合、中程度から重度の免疫不全の方は、最初の接種から21日後(3週間)後に2回目の接種となり、3回目の接種は2回目の接種から少なくとも28日(4週間)経過してからとなります。4回目の接種(ブースター接種)は、3回目の接種から少なくとも3ヵ月が経過してから接種することを推奨しています。
  • ModernaのCOVID-19ワクチンの場合、中程度から重度の免疫不全の方は、最初の接種から28日後に2回目の接種となり、3回目の接種も2回目の接種から少なくとも28日経過してからとなります。4回目の接種(ブースター接種)は、3回目の接種から少なくとも3ヵ月が経過してから接種することを推奨しています。
  • Pfizer-BioNTechのCOVID-19ワクチンの2回目のブースター接種は、特定の免疫不全のある12歳以上の人に対して、認可または承認されたCOVID-19ワクチンの最初のブースター投与を受けてから少なくとも4カ月後に投与することができます。同様に、ModernaのCOVID-19ワクチンの2回目のブースター接種は、1回目のブースター接種から少なくとも4カ月後に18歳以上で、固形臓器移植を受けた人、または同等の免疫不全とみなされる状態で生活している人が受けることができます。
中程度から重度の免疫不全で最初のCOVID-19ワクチンとしてJ&J/Janssenワクチンを接種した人は、何回ワクチンを接種することが推奨されていますか?
  • J&J/Janssenのワクチン接種を受けて少なくとも28日(4週間)が経過してから、追加(2回目)の接種を行います。mRNAの追加接種から少なくとも2ヵ月が経過してから、ブースター接種(3回目)の接種を行います。
  • 追加接種はmRNAのCOVID-19ワクチンにしなければなりません。mRNAのCOVID-19ワクチンをブースター接種で推奨する理由は、J&J/Janssenワクチンを使用するとthrombosis with thrombocytopenia syndrome(TTS、血小板減少症を伴う血栓症)のリスクが高まる懸念があるためです。TTSを発症することは稀ですが、発症すると血栓や、凝固などの重大な有害事象となります。
  • Johnson & JohnsonのJanssen COVID-19ワクチンの1回目の接種とブースター接種を4ヶ月以上前に受けた成人は、現在、COVID-19 mRNAワクチンを使用した2回目のブースター接種を受けることができます。
中程度から重度の免疫不全の人を対象としたブースター接種の間隔が5ヵ月から3ヵ月に短縮されたことの論理的根拠は何ですか?

中程度から重度の免疫不全の人は、初回分の接種で推奨されている3回のmRNAのワクチンを接種した場合でも、防御免疫ができていない可能性があります。さらに、時間の経過と共に防御免疫が失われ、早期の追加接種が必要となる場合があります。小規模研究での初期データによると、中程度から重度の免疫不全の人が5ヵ月よりも短い間隔でブースター接種を受けると抗体レベルが上昇する場合が多いことが示されています。安全性への懸念が高まるという証拠はありません。現在、米国ではCOVID-19の感染が急速に拡大しており、感染者との接触は避けることが難しくなっています。したがって、重大な合併症となるリスクが最も高い人にできるだけ早くブースター接種を実施することが重要になっています。

中程度から重度の免疫不全の人がこれらのワクチン接種を受けるのに、医師の診断書/処方またはその他の書類が必要ですか?

いいえ、ワクチン接種場所で身分証明の提示をすれば、すべての接種を受けられます。このような人たちがワクチンを接種する際に、支障が生じることのないようにしています。免疫不全の人で特定の疾患について質問がある場合は、かかりつけの医療機関に追加接種を受けることができるか相談してください。